ぎっくり腰は急にはこない

夏の終わりが近づく頃とか、季節の変わり目とか、ぎっくり腰の方が増える傾向にあります。

暑さの疲労(自律神経の疲れ)や内臓の冷え(腰回りの冷え、緊張)も重なるからかもしれませんね。

ぎっくり腰は、物を拾おうとして ギクッ↓となったり、

顔を洗っているときに 痛ったたーったなったり 急に腰に痛みがきた感覚になると聞きます。

しかし、外傷やヘルニアなど特殊なケースでなければ、急にぎっくり腰になることは少ない。

今までに、コツコツと蓄積した腰の負担が溜まりにたまって、限界にきて、ちょっとした引き金で爆発したパターンがほとんどでしょう。

ほぼほぼ、全身疲労が起こしていると考えられます。

脚が疲れ、肩がこり、首も凝り、背中も張って、寝不足で疲労も回復せず、ストレスもたまり緊張が抜けず、食生活の乱れで血液の質も落ち、血行不良の場所がどんどん増えて・・とはじめは少しの疲労が、段々広がり、全身に溜まりにたまって、最後にちょっとした刺激で、どーーーーんと爆発する!ってイメージです。

ちなみに、疲れが溜まっている姿勢は?

と聞かれて想像すると、大体、こういう姿勢でしょう。

顎は前に出て、背中は丸まっている、上体は前傾、膝や足首は曲がるか固まっている・・・

いかにも、疲れている、しんどそう、覇気がないって感じですよね。

ぎっくり腰になる前の数日、こんな姿勢になってませんか?

では、どのように疲れがたまっていくか、考えてみましょう。

例えば、怪我や運動不足で脚の状態が良くない(脚が動きにくい状態をつくってみましょう)。すると、脚を庇おうとして、腰を引いた状態になりますね。いわゆる、へっぴり腰状態。股関節を曲げた骨盤前傾状態で固まり、腰は反るか丸まる形になってることが多いですね。へっぴり腰にすることで、脚への負担を減らしているのです。しかし、代わりに、腰やお尻、背中の負担は増えますね。

例えば、デスクワークで長時間、同一姿勢をする。すると、腕や頭は前に出て巻き肩・猫背状態になる。肩や首はガチガチに硬くなっていきますね。座ったままだと、股関節は曲がったまま腰は固まりますね。首肩お尻などは血行不良になり、疲れはたまりますね。また、首や肩、股関節が固まるので、動ける腰でなんとかしようと腰に負担が掛かってきます。

こんな感じで、怪我や運動不足、普段の姿勢などで、全身の疲労がたまり、腰への過剰負担が掛かりやすい状態をつくりあげていることで、ぎっくり腰は訪れるのです。

最近は夏の異常な暑さが続きます。

気候的な疲れも重なりぎっくり腰の後押しに・・・!

だから、全身疲労がたまらないように、ちょっと疲労のうちに予防することが、何より何より大事なのです。

ぎっくり腰になってから対処する・・・のも仕方ないですが、なってしまったら、やはり回復には時間が掛かります。

全身る疲れきっているので、1週間から1ヵ月は掛かるでしょう(個人差、重度による)。

施術で100ある痛みや疲れが50になっても、翌日には70になる。次、施術して30になって、50に戻り、20になり、30、15・・・と、少しずつ回復しますが、時間が掛かります。

なので、腰に過剰に負担が掛からないように、脚やお尻、首、肩などの疲労をとる、歪みをとる、血行をよくすることを心掛けましょう。

ぎっくりになってから処置するのではなく、ならないように処置すること!ですよ!