脳と腸

  「腸脳相関」


脳と大腸は深いつながり、密接に影響を及ぼすといわれています。

脳の形と腸の形、なんとなく似ていると思いませんか?
実際に、テスト前に緊張してストレスを感じてお腹が痛くなることある方もいると思います。
これは、脳が自律神経を介して腸にストレス刺激を与えるからです。
また、ストレスをためこみすぎたら腸に潰瘍ができたりもします。
逆に、腸の調子が悪いと頭の緊張が高まったりストレスを感じやすいというのもあるようです。
腸の仕事として、消化吸収、排泄があります。
環境から必要なエネルギーを取り入れて、不要になった老廃物エネルギーを環境に戻すのです。

腸が健康なら、たくさんのエネルギーと元気が湧いてきます!
それは、脳の幸せを感じる神経伝達物質(ドーパミン・セロトニン)があるのですが、その材料になる物質の大部分が腸で作られているからです。
また、大便の半分以上は腸内細菌の死骸と剥がれた腸壁といわれます。
つまり、しっかりとした大便は腸内細菌がしっかり住み着いて元気に生きている。
腸がしっかり新陳代謝して新しい組織に作り替えられている証拠なのです。
戦後の物のない時代と今の大便の量は、今は半分も満たないそうです。
なんと今は、腸内細菌が住みにくく、新しく腸を作り替えづらくなっているようです。
納豆は納豆菌が住み付いて発酵することで悪い菌が住みつけず保存食になるそうです。
腸も腸内細菌が住みついて、悪い菌が入ってこれない状態にすると、免疫力の高い体になるのです。

腸は、エネルギーを作り、幸せ物質を作り、免疫力をつくる!
ストレス、不調になったとき、頭だけで考え過ぎず、腸にいいことも考えましょう!!

純粋に生きていることに対する幸福感、感謝、満足感、体調の良さに、腸の健康状態が上げられます。
すると、
・日常がつまらなく感じる
・刺激的、特別なイベントがないとストレス発散できない
・体がだるく、家で寝ていたい
・飲んだり食べたりの欲求が強い
など、日常の満たされない感じに・・。

腸に良い環境づくりをしましょう!
・姿勢を良くする→猫背は腸を圧迫し血液循環悪く腸の働きが落ちます。
良い姿勢は腸の働くスペースが出来て、重力で腸マッサージをしてくれて勝手に腸が活性化します。
・腸を冷やさない→冷えた腸は免疫細胞や腸内細菌が住みづらいのです。冷たい飲食は控えめにする。発酵食品をとり腸内細菌を育てましょう。
・深呼吸→鼻で吸いゆっくり吐く。呼吸を深くゆっくりできることで、自律神経が安定しリラックスします。幸せホルモンも出やすくなり、ストレス発散しやすくなります。