筋肉がゆるむ仕組み(自分の身体は自分で守る!身体の勉強)

身体が不調になったら、病院に行ったり、整体に行ったり、薬を飲んだりする方も多いと思います。

もちろん、有効的に利用していただければいいと思います。

しかし、そこに依存しすぎると、身体は弱く怠けてしまう傾向があります。

本来は、自分自身で身体を回復させる機能があるのに、それを発動してないのです。

身体は一生つきあっていくものなのに、あまりにも身体のことに無頓着、無知すぎるのではと思います。

そこで、今回は「筋肉がゆるむ」ことについて、少し専門用語を入れて説明したいと思います。(専門用語がわからない人はググって知識を深めましょう)

筋肉が緊張して凝る!(縮んだまま) 肩こりなどもそうですが、凝りを解消させるには「ゆるむ」ことが必要です。

筋肉が縮む(収縮する)には、まず、脳の命令が必要で、骨格を動かせ!筋肉収縮せよ!と、脳から脊髄(背骨の中の太い神経束)を通り、そこから末梢神経の運動神経を経て、筋肉へ伝達されます。

その動かせという興奮の伝達を、運動神経の末端から、アセチルコリンという神経伝達物質を分泌し、筋肉細胞の細胞膜に伝わります。

そこから、筋小胞体(筋肉の外側を覆う薄い袋)に刺激が入ります。筋小胞体にはカルシウムイオンがたくさん含まれていて、

刺激が入るとカルシウムイオンを放出します。すると、筋線維のカルシウム濃度が上がり、アクチンとミオシンという筋線維が連結します。(ミオシンがアクチンを引き込み収縮する)

これが、筋肉が収縮する仕組みですが、収縮したままでは、筋肉はゆるみません。緊張したままになります。

筋肉が弛緩(ゆるむ)には!

筋肉内のカルシウム濃度を下げることが必要です。カルシウムを筋小胞体へ戻すことが必要です。

筋小胞体の膜にはカルシウムポンプがあって、カルシウムを回収するのですが、そのためにはATPが必要です。

ATPはエネルギー源です。栄養や酸素などです。

それは、どこからくるかといえば、新しい血液から取り込むしかないです。

そう、血流が良くないと取りこめないし、血液の質がよくないと効率悪いですね。

だから、筋肉をゆるます・凝りをとるには、その部分への血流を促進さすこと!が条件の1つ。

(適度な運動、お風呂、ストレッチ、姿勢)

また、普段の食生活で血液がドロドロにならないように、栄養バランスを意識すること!がポイントになります。

 

難しい言葉が出てきましたが、今やその言葉はすぐ調べることができます。

自分の身体を自分で守るため、家族や友達の身体を守るためにも、身体の勉強をしていきましょう!