理想の姿勢② 肩

 理想の姿勢のポイントの1つ「肩」についてです。
肩は ”開いて下げる” のが理想ですが、これが難しい!
実際に肩を開こうとしたら、肩を後ろに引いたり、胸を張ったりして何か窮屈な感じがして力が入ってしまいます。
肩は力を抜いて、可動性が高いことが、全身の力の連動がしやすくなります。
肩が硬くなると、肘が伸びにくくなります。施術をしていても、肘が曲がって伸ばそうとしても伸びにくい、力を抜いているつもりでも肘が曲がってしまう人がいます。こういう人は肩甲骨周りが硬くなっています。
手は肩から出ているのではなく肩甲骨、胸鎖関節から出ているのです。

手を手だけで動かそうとするのと、手を肩甲骨や鎖骨から動かそうとするのでは全然身体の使い方、連動性が違うのがわかると思います。
肩甲骨・鎖骨周辺を動かし柔軟にしておくことが、肩の良いポジションを決めるポイントになるのです。

あと、親指側を使うと屈筋の肘を曲げるほうが優位になりやすく、小指側を使うと伸筋の肘を伸ばすのが優位になりやすいので、小指側を意識して使うことが肩甲骨が動きやすいということになります。実際、野球でもゴルフでも小指をしっかり握って親指側は力抜いてのほうが、体全体で打てるはずです。
棒を小指と薬指で握って、棒をいろんな方向に回したり動かしたりすると肩甲骨周りがストレッチされ動き気持ちがいいですよ。

また、イチロー選手やお相撲さんがしている肩入れもいいですね。つま先を開き膝も外に開き、手を膝の上に置き顔は正面のまま片側の手で膝を外に開きつつ肩を内に入れるやり方です。
肩甲骨・鎖骨をよく動かす、小指側を意識して動かすことで、肩が柔軟になり肩に力が入らない体幹で立てる状態が作れます。

ストレッチ整体湧泉では、肩甲骨はがしをしたり、鎖骨周辺・親指関連筋をほぐし、肩が良いポジションにいきやすいよう誘導していきます。
ストレッチ整体を受けて、良い動きを目覚めさせる。それを定期的に繰り返して、良い動きの記憶の固定化をする。これが理想の姿勢になる近道です。
自分の力を最大限に発揮するには良い姿勢は不可欠です!
専門家の力をかりながら、本人が良い姿勢になる努力を日々していきましょう!