コロナ対策、アレルギー、花粉症対策には【腸】

今では、「腸内細菌」「善玉菌」「納豆」「ヨーグルト」など、腸に関することを取り上げて、注目されることが多くなりました。うれしいことです。

私は、20年以上前にビオネ総合整体院という学校で勉強していましたが、そこでは、今より注目される前に「腸の大切さ」について授業でしていました。身体や心のことだけでなく、アトピーやアレルギーの問題にも取り組んでいたので、最先端をいっていたんだなと、改めて思い、今では、そこで学んだことに感謝しています。

腸内細菌は100兆個、1000種類もあるといわれています。

腸には、栄養分を吸収したり、余分なものを排出したり、第二の脳と呼ばれたり、たくさんの役割がありますが、今回注目するのは、「免疫力」です!

身体の中の7割の免疫細胞が腸にあるようです。

腸は皮膚と同じく、食堂~胃~腸~肛門とつながり、体の中にあるけれども、外部にさらされている場所です。

常に、外敵(外にある細菌など)と接触しているのです。だから、これは身体にとって、いるものか、いらないものか分別して

パトロールする免疫細胞が必要なのです。

通常であれば、異物や身体にとって有害な病原菌などが侵入してくれば、免疫がはたらいて、その侵入物を攻撃して排出してくれます。しかし、アレルギーや花粉症、アトピーなどは身体にとって有害でないものに反応して攻撃してしまう、いわゆる【免疫の暴走】を起こしている状態であると考えられています。アトピーや花粉症の薬は、その症状を抑えるだけで、根本解決にはなっていない。対症療法にすぎないと・・。

免疫の暴走を起こしてしまう原因として、腸内細菌のバランスの崩れが考えられます。

例えば、タモリさんの番組でもしていましたが、脂肪や糖質を摂取すると、レプチンという「もうエネルギーは十分あるよ」という信号を脂肪細胞から出して、脳に送って「もう食べなくていいよ」と脳から信号を出し、食欲や身体のバランスをとっています。しかし、食べ過ぎてしまう人は、脂肪や糖分を摂取してレプチンは出しているのに、脳に届かないのです。血管など身体は脂肪や糖分でいっぱいなのにブレーキをかけれない。そこで、免疫細胞が脂肪を敵だと思い攻撃してしまうのです。本来、体に必要なものまで攻撃して、血管が傷ついたりしてしまうのです。

しかし、腸内細菌のバランスがいいと、免疫の暴走が起こらないよう興奮を抑える(暴走を抑える)菌がいて、信号をだしてくれるようです。クリストリシウム菌やバクテロイデス菌など注目されています。修行僧の方が精進料理を食べて、アトピーや花粉症がなくなったという例もあり、その良い菌の餌となる「食物繊維」をたくさん摂取していたからと言われています。

日頃の食べ物が薬になるんです。自分たちの身体や健康は、日常生活の積み重ねなんです!

食物繊維をしっかり摂り、良い腸内細菌を育てること。身体の調子のいい時の食生活はどうだったか、メモしておくと、自分に合った食事がみえてきます。ちなみに私は、(大根、レンコン、キウイ、サバ、梅干し、みそ汁、キャベツ、生姜焼き・・)などが自分の身体にも腸にも合う食べ物です。

 

脂肪や糖分をとりすぎたなと思えば、筋肉をよく動かす!

口内炎や吹き出物、風邪をひきやすいと思ったら、腸内細菌を整える。お腹をよく温めほぐす!コレ大事!!

 

食生活が偏りがちで、お腹も縮みお腹が硬く腸が動きにくくなっている姿勢が多い現代!腸のことを改めて考えケアしましょう。