「肩こりですが、温めたほうがいいですか?冷やした方がいいですか?」
「筋肉痛ですが、どちらがいいですか?」
こういう疑問があると思います。
考え方としては、血行を促進させたいのか! 促進させたくないのか!
で、温めるか! 冷やすか! という判断をしています。
血行を促進させると、身体の隅々の細胞に、酸素や栄養分やエネルギー源を運び、老廃物や疲労物質や余分な水分を回収してくれます。
血液は温かいので、身体が温かく活性化もします。
こう考えると、血行促進させることはいいことだらけですね。
逆に、血行促進させたくない時って・・?
基本は、炎症があるときです。
炎症があるときは、
(腫れているとき。熱をもっているとき。内出血しているとき。痛みがひどいとき。)
があり、このときに血行促進させると、炎症が(腫れや内出血が)さらにひどくなるかもしれないからです。
アイシング(冷やす)ことにより、炎症を抑え、腫れや内出血を最小限に抑えるのです。
痛覚をマヒさせ痛みを軽減させるのです。
冷やす(アイシング)は、神経的な痛みを抑えつつ、血流も減少させます。
血中の発痛物質が抑えられるので、痛みが治まるのです。
しかし、血中の修復物質の運搬も抑えられるので、冷やし過ぎには気をつけたほうがいいでしょう。
ということで、炎症以外のときは、温めたほうがいいでしょう。
アイシング方法は、
アイスパックかバケツに氷水が一般的です。
15分~20分くらいで、触って感覚がなくなるくらいまでが目安です。
だいたいは冷やすと、冷たさを感じ、痛みを感じ、温かく感じ、ピリピリ感じ、何も感じなくなるという順に感じます。
何も感じなくなるを目安にしますが、30分以上冷やすと凍傷になる恐れもあるので気をつけましょう。
15~20分冷やし60~90分後にまだ炎症あればまた冷やすを繰り返しましょう。
腫れや内出血が治まれば、温めに切り替えましょう。
温め方は、お風呂、ストレッチ、軽い運動、蒸しタオルなどです。