症状1つとっても、いろんな原因が考えられる。
肩こりも腰痛も!
そのなかで、今回は頭痛・首の詰まりパターンの例を1つ紹介します。
お客様(30代女性)
お悩み:1日前から首の動きが悪い、詰まった感じがする、頭痛もする 実際に首・肩を触診すると、首後ろの上(後頭骨の下)のあたりは、凝りがあった。
首の横や肩の上は凝りというよりか、張っている・力が抜けないような感じがあった。
肩こりからだけではなさそうだ。
朝起きてからではなく、昼過ぎてからなので、寝違いではない様子。
熱中症や脳梗塞でもない。
う~ん何だろうと、いろいろ考え検索していると、ふと、これは私自身が体験したことと似ているかも!?と思いました。
私自身10年程前に、首が詰まり頭痛がすることがありました。
アイスノンで頭を冷やしても、首をほぐしても、寝ころんで安静にしていても治まらない。
時々、うぉーーって叫びたくなるような痛みもくる。
これはきついなぁと2~3時間格闘していました。
すると、吐き気みたいなムカムカっと胸やけみたいな症状もでることに気づきました。
そこで、思い返すと、その前日まで忙しくて疲労感がたっぷりの状態で、朝起きて、昨日の残りのコロッケと天ぷらを朝から食べました。
そして、昼食はいつもより遅く15時ころに摂りました。
そして、付き合いでパフェを食べました。普段からアイスなど冷たいのは食べないのに・・。
と、思い返して、これは、消化不良、胃もたれではないか!?
そこで、胃の所を触ると固く動きにくくなっていました。
それで、胃が上にぎゅぎゅーって上がっていました。
なので、ゆっくり息を吐きながら、胃を押さえてほぐし、少しずつ下に下げるようにしました。
そしたら、3分くらいでムカつきがおさまり、頭痛もいつの間にかなくなっていました。
この状態がお客様にもあてはまるかも!? と思い聞いていくと、確かに鳩尾あたりが詰まった感じがすると・・
年度が変わり、職場環境も変わり、仕事に慣れずにストレスは溜まって、間食が増えていたそうです。
胃の状態はあまりよろしくない様子。
ですので、首肩を軽くほぐして、仰向けに両膝を立てて寝ていただき、お腹をほぐしました。
特に、鳩尾周辺を。 このお腹の上が固いと、横隔膜が動くスペースが少なくなる。
=呼吸が浅くなる=酸素、血液が全身にいきにくい そして、胃が上に上がり横隔膜を上げているので、緊張が抜けない。
息を吐きながら、鳩尾周辺を押さえほぐしていく。
次に、胃をとらえ、手の平で包み込むように押さえ、少しずつ、優しく下げていく。
その後、血液を全身にいきやすくするために、脚をほぐす。 という施術をしていきました。
すると、頭痛や首詰まりも楽になり、動きの制限も少なくなりました。
温度変化も激しい、湿度が高い、ストレスがたまる、疲れがいっぱい、食生活の乱れと、 胃の状態が悪くなりやすい条件が重なると、こういうことも起きることがありますので、 参考の1つにしてみてください。