最近は、過剰なダイエットも見直されてきて、適度な太さがあることも必要と認識がでてきました。
特にお尻や太もも内側や後ろ側は太いというか、しっかりとした使える筋肉は必要です。
もちろん、むくんだ太さは別問題ですよ。
そのなかでも、足首が太いのはどうなのか?というと、足首は本来細いほうが機能しやすいのです。
骨でいいますと、膝から下の骨に脛骨と腓骨という2本の骨があります。親指側のスネの骨が脛骨といい、小指側の細い骨を腓骨といいます。脛骨の下に内踝、腓骨の下に外踝があります。この脛骨と腓骨の間が拡がって足首が太くなるのです。
きちんと機能している関節は締まっています。足首が歪んだり、機能していないとひろがり機能が狂います。足首がむくんで太いのは十分機能していないのです。足首が狂うと、その上にある膝関節・股関節にも狂いが生じやすくなります。足首の狂いが慢性化すると、それが膝の痛みや骨盤の歪み、腰痛の誘発に波及していくこともあります。
では、足首に狂いを生じさせないためにはどうすればいいでしょう?
それには構造的に正しい立ち方や歩き方が必要ですね。
正しい立ち方や歩き方は、重心線が脛骨側の内踝の上に載っている状態です!
骨で身体は支えるようにすると楽なのですが、当然太い側の骨で支えた方が安定しますし、構造的にそうなっています。
これが、腓骨側の外踝に重心を載せると骨は細いので安定せず、足の外側の筋肉を使い硬くなり外に引っ張られ、脛骨と腓骨の間が拡がり足首が太くなります。そしてO脚になったりもします。歩いてすぐ疲れやすい足のできあがりです。
私は、昔、内踝~脛骨を竹馬の棒だと思って、竹馬のように歩きなさいと言われました。
始めは何のことか???でしたが、体を理解していくと、なるほど、体の理にかなった歩き方なんだとわかってきました。
始めは感覚的に難しいですが、内踝竹馬歩き、試してください。
あと、足首の前が伸びてアキレス腱が縮んでいる人も多いです。
足首のアンバランスは膝・腰・肩のアンバランスにつながりますので、しっかりストレッチ整体湧泉で足首のケアもしましょう!