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アルツハイマー病、認知症と高齢化社会を迎え、何かと話題になっています。
私も健康に携わってきましたが、認知症予防・改善の内容が、ストレッチ整体湧泉でも言っている内容と一致することが多いので興味深く見ています。
生活習慣から改善することが軽減させること!これは、健康にとって、認知症だけでなく当てはまることです。
姿勢、ストレッチ、運動、筋膜リリース、睡眠、食事、心の持ち方などなど、生活習慣の内容はたくさんあります。
病名、病気だけを見ず、その人の生活から考えるようになってきたことは、西洋医学も考えが東洋寄りになってきてうれしく思います。
東洋医学はいいのですが、わかりにくいことがあるので、これが、データになり、わかりやすくなればいいですね。テレビでしていたアルツハイマーの内容をまとめたのがあるので紹介します。
アメリカで書記のアルツハイマー病の9割を改善させた、カリフォルニア大学名誉教授のデール・ブレデセン先生。
これまでにアルツハイマー病の効果的な治療法はなく、進行を遅らせることしか出来なかったが、初期のアルツハイマー病を改善させる治療法がある。
薬ではなく生活習慣を改善することで、脳へのダメージを軽減させる。
夕食から朝食の間を12時間あけたり、有酸素運動のほかに軽めの筋トレをする、1日の睡眠は7~8時間など、500人以上の回復データをもとに考えている。カリフォルニア大学名誉教授のデール・ブレデセン先生は「初期のアルツハイマー病は治らないとされていたが、徐々に変わってきている」とコメントしている。
アルツハイマー病とは、炎症などの脳へのダメージによってアミロイドベータというゴミが蓄積し発症する。
アミロイドベータが健全な神経細胞を破壊し、脳が萎縮し、働きを低下させてしまう。先生の考えた治療法では生活習慣の改善で抑えることができる。先生の治療法は、現在日本では約120人が治療し、治療を続けた人の9割近くが改善傾向にあるとの報告を受けているという。
先生の治療法は9つの軸があり、夜~朝は12時間の絶食をする、毎日有酸素運動と筋トレをするなどがある。
これらは改善だけではなく予防にも効果があるのだという。
また、朝起きる時間を一定にすることで脳と身体の生活リズムが整う。起床後は既にカーテンを明け、日光浴でつくられるビタミンDがアルツハイマー予防になるということだった。今や社会現象でもある「認知症」ですが、子供のころのある習慣が将来に大きく関わってくることをご存知でしょうか?
睡眠時間が短い子供は将来認知症になるかの威勢が高くなることがわかっています。
なぜかというと、大人になっても記憶を司る「海馬」という部分が成長せず、その結果将来なりやすいんです。
予防するためにはまず、脳の成長に関わる12歳までは最低9時間の睡眠をしっかりととるようにすることが大切です。
ですがもしも認知症になってしまったら、もう治らない、どんどん進行していくイメージがありますよね。
実は「リコード法」では、なんと初期であれば約9割の人が改善するという新しい治療法なんです。
実際に番組に登場されたデール・ブレデセン先生は6年間で500人以上の患者さんとその予備軍を回復させた実績があります。
またこの方法は脳の処理能力や集中力を上げる効果もあるため、すべての年代の人に効果があるという嬉しい方法です!
どうして発症するのか?
そもそも認知症はアミロイドベータという脳のゴミが蓄積し、発症すると言われています。
アミロイドベータは健全な神経細胞を破壊し、脳が委縮することで働きが低下してしまいます。
実は診断されるおよそ20年前から発症しています。
そのため40代ごろから発症している恐れがあります。
早期発見の鍵を握るのは物忘れよりも「におい」です。
アルツハイマー病を発症すると脳内で海馬よりも先に「嗅内皮質」という嗅覚に関わる部分が委縮します。
そのためにおいが以前よりわからなくなったら要注意なんですね。
アルツハイマー病36の原因
デール先生の研究によると、アルツハイマーは36個の原因からなっていることがわかっているそうです。
ちなみに原因とされている36の項目はこちらです。
専門的な用語が多いので、あまり参考にならないかもしれませんが必要とされている方がいるかもしれないので載せておきますね。
1、APPβ切断の減少
2、α部位切断の増加
3、カスパーゼ3切断の減少
4、ネプリライシンの増加
5、ミクログリア貧食によるアミロイドベータ除去の増加
6、BDNF(脳由来神経栄養因子の増加)
7、ネトリン1の増加
8、ADNP(活性依存性神経保護タンパク質)の増加
9、VIP(血管作動性腸管ペプチド)の増加
10、PR2A(タンパク質ホスファターゼ2A)活性の増加
11、リン酸化タウの減少
12、インスリン感受性の増加
13、軸索原形質輸送の亢進
14、酸化ダメージの減少とROS(活性酸素種)産生の最適化
15、コリン作動性神経伝達の増強
16、シナプス破壊シグナル伝達の減少
17、エストラジオールの最適化
18、E2:P(エクストラジオール/プロゲステロン)比の最適化
19、遊離T3の最適化
20、THS(甲状腺刺激ホルモンの最適化)
21、シナプス発芽シグナル伝達の増加
22、レプチン感受性の増強
23、テストステロンの最適化
24、SHAE(デヒドロエピアンドロステロン)の最適化
25、インスリン分泌とシグナル伝達の最適化
26、炎症の減少
27、解毒の増強
28、シナプス成分の提供
29、テロメア長の伸長
30、幹細胞を介した脳修復の増強
31、カスパーゼ6切断の減少アミロイドβオリゴマール化の抑制
32、自食作用の増加
33、NGF(神経成長因子)の増加
34、ADNP(活性依存性神経保護タンパク質)の増加
35、ホモシステインの減少
36、食細胞指数の増加
以上の36項目です。
アルツハイマー病になりやすい人の特徴・チェックリスト
ではより早期発見につなげることができる、簡単にできるチェックリストがあるのでやってみてください。
1、毎日お酒を飲む。
2、下痢になりやすい。
3、1日たばこを20本以上吸う。
4、つい食べすぎてしまう。
5、虫歯や歯周病がある。
6、過去に頭を打って失神したり、頭の大きなけがをしたことがある。
7、よくいびきをかく。
8、最近汗をかきにくくなった。
9、普段から部屋が散らかっている。
10、デスクワークが多い。
いかがだったでしょうか。
4個から6個当てはまる人は要注意です。
7個以上当てはまる人は予備群、もしくはすでに始まっている可能性があるため病院の受診がおすすめです。
初期のアルツハイマー病の9割が改善するリコード法とは?
このリコード法では、36個の原因1つ1つを生活習慣によって防ぐという治療法です。
最終的に36個すべてを治すことで、病気を治す、ということなんですね。
実際に治療をした患者さんの例にはこんなものがあります。
治療前は認知機能が左右もわからないほど低下し、35%だったものが治療後は90%以上になり、会話も楽しめ健康な生活を送れるようになったという例です。
これは素晴らしいですよね。
もしもご家族が認知症になってしまい、会話もままらなくなってしまっても、ここまで改善することができたら本当に嬉しいと思います。
このリコード法は生活習慣でもできる部分が多くあるので、実際のやり方を一部ご紹介します!
食事法
アルツハイマー病予防に効果的な食材や調理法をご紹介します。
おすすめの食材
・ブロッコリー
・鮭
・きのこ類
これらは脳の情報伝達をスムーズにし、アミロイドベータなどの毒素を排出してくれる効果があります。
他にも
・チーズやキムチ、納豆などの発酵食品
これらは腸内環境を整えることで脳に栄養がいきやすくなります。
また、
・オリーブオイルやアボカドなどの不飽和脂肪酸が豊富な食材
これらも脳の機能を向上させて活性化させる効果があります。1日1個の卵が認知症のリスクを下げる!黄身のコリンが効果的。
おすすめの調理法
料理は煮たり、蒸したりする調理法がアミロイドベータの増加を抑制させる効果が期待できるのでおすすめです。
また毎日の食事の中で夕食から朝食の間を12時間あける、という方法も効果があります。
脳を飢餓状態にすることでアミロイドベータを掃除してくれる効果があります。緑茶うがい
緑茶でうがいをすることも予防に効果が期待できます。
緑茶を常飲されている方は多いと思うので、手軽にできていい方法ではないでしょうか。睡眠
睡眠もとても大切です。認知症予防になる脳のゴミを取り除く方法と食べ物4選。
アルツハイマー病の原因になる脳のゴミの蓄積を抑える方法や予防になる食生活、注意した方がよい食べ物など発症を抑えるために覚えておきたいポイント
1日の睡眠時間は7~8時間、しっかりととるようにしてください。
それ以下になってしまうと脳へのダメージが蓄積されて、アルツハイマー病のリスクが高くなってしまいます。
さらに寝る前に好きな音楽を聴くなど30分間のリラックスタイムを設けるのも質の高い睡眠を得ることができるのでおすすめです。
逆に寝る前のスマホやパソコンは控えるようにしてください。
運動
有酸素運動も必要ですが、筋トレも重要です。
筋肉を増やすことでテストステロンというホルモンがつくられ、記憶をつかさどるニューロンが活性化し、認知機能の改善が期待できます。
その他
・サプリメントの服用
・脳トレ
などもリコード法には必要です。
今回の方法を紹介してくれたデール先生の著書はこちらです。
気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
アルツハイマー病 真実と終焉 "認知症1150万人"時代の革命的治療プログラム
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