腎臓と口

口はおしゃべりしたり、息を吐いたり、食べ物を食べたりするところです。

なので、呼吸器や消化器と関連があるのはイメージしやすいと思います。

しかし、口の中を考えてみると、口腔・のど・舌というのは、粘膜になっています。

その粘膜は、唾液などにより潤っていることが大事です。粘膜を潤わすのは血液・水分ですね。

身体の水分循環や水分代謝と関連があるのは腎臓ですね。

口は腎臓(泌尿器)と深く関連しているのです。

「口内炎」「歯槽膿漏」「歯茎が腫れる」などの口の中で起こる炎症は、水分の流れが悪くて老廃物や毒素などがうまく排出できない状態で起こります。腎臓が疲れていると起こりやすいと考えられます。

また、東洋医学で腎は、持って生まれた生命力の原点とされています。

腎虚といって、生命力が枯渇して心身が衰弱した状態のことをいいますが、根源的な生命力は性エネルギーだと考えます。

腎臓と生殖器は直結していますし、口の中は生殖器と深い関係があります。唇や舌というところは性と関連するのは想像の通りです。

唇や舌を動かして、口の中を潤わすことが、精神的、肉体的エネルギーにも腎臓にも関係してくるのがなんとなくわかると思います。

「お話しをする」「食べる」ということは、口と腎臓を刺激して、生命エネルギーを高めることにもなるのだと思います。

おしゃべりしたり、カラオケで歌ったり、お経を唱えたり、漫才をみて笑ったり、おいしいものを見て唾液を出したり、

することは、ストレスの発散しながら、生命エネルギーを高めているのだとも考えられますね。

口の中の炎症や乾きを感じて、腎臓が疲れ気味のひとは、積極的に、唇や舌を動かしてみましょう!!

舌をおもいきり出す引っ込める、ほっぺたを膨らませる、唇を尖がらせる、唇をブルブルブルッとふるわせる、唇の横に指を引っ掛けて唇を左右いっぱいにひろげる・・

 というのもやってみましょう!!

やった後、腰の上あたり(腎臓部分)が温かくなってきます。