肩甲下筋ケア② (50肩予防、肩の芯の凝り、巻き肩改善) 

肩甲下筋ケアその①もご覧ください。

 https://studio.youtube.com/video/_OnP2tpSbto/edit

肩と腕の動きに関わる筋肉。

ローテーターカフ、回旋筋腱板の中の1つです。

肩甲下筋は、肩甲骨から上腕骨にかけて付着しています。

なので、この2つの骨の合わさる肩関節の動きに関係します。

その関節の形状を観てみると、上腕骨の上の部分(上腕骨頭)は、球の形をしています。

肩甲骨の外側の上腕骨頭との関節部分は、受け皿のように窪んでいます。

球を受け皿の中で動かすような構造になっています。

なので、肩関節は球のように、自由度の高い動きができるのです。

腕を前に横に後ろに内に外にと・・。

しかし、それは、その球が受け皿の中で動けているからです。

球が受け皿からはみ出てズレてしまうとどうなるか!

動きにくくなるし、痛みや亜脱臼になったりもします。

だから、肩甲骨の受け皿(関節窩)から、ズレないようにすることが大切!

そのズレない役割をしている1つが、肩甲下筋なのです。

腕を前や上に上げても、安定して動かせるのは、回線筋腱板たち(肩のインナーマッスル)が働いて、ズレないようにしてくれているから。

実際に、猫背や巻き肩の状態の、肩関節を前にズラした状態で腕を上げてみてください。

上がらないでしょう!?!

腕を上げるときは、肩関節は微妙にネジレながら(回旋しながら)、軸をずらさないように上がります。

肩甲下筋などが働きながら上がるのです。 なので、肩甲下筋が使えるようにしていきましょう!

また、肩甲下筋は、肩関節の安定かの他には、主に内旋する働きがあります。

ただ、内旋する筋肉は、他にもあります。 大胸筋や広背筋です。

大胸筋や広背筋は、大きな筋肉でアウターマッスルです。

ここを鍛えている人も多いでしょう。

確かに大事な筋肉なので、鍛えることはいいことです。

しかし、インナーマッスルの肩甲下筋が使えていないと、アウターマッスル優位になり、 肩の軸をズラしてしまうことも。

どうしても、アウターマッスルのほうが、強いし意識しやすいので、そちらを優位に使いがち。

すると、外に外に引っ張られてしまう。

関節が不安定になる。

巻き肩になる。

ケガする。

なので、まず肩甲下筋などのインナーマッスルが優位に働いたうえで、アウターマッスル大胸筋、広背筋が働くのが理想ですね。 関節が安定して動くことが、柔軟にケガの少ない、偏りの少ない動きにつながります。

と、前置きが長かったですが、肩甲下筋が固くならないように、さぼらないようにケアをしましょう!

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