肩こりには肩甲骨、プラス・・・

肩こりなので、肩甲骨を動かしなさい!ってよく言われると思います。

肩甲骨を動かすことは、間違いではなく確かにいいことです。

肩甲骨の動きが悪くなると、首凝り・肩こり・五十肩・頭痛・背中張りなどの原因になりますからね。

でも、肩凝りがとれきらない・・とか、肩甲骨が思うように動かない・・・とか、もっと肩甲骨を動かしたい・・ということがでてきます。

これを解決するには、肩甲骨だけではなく、胸椎がしっかり動くことが必要です。

それは、胸椎が肋骨とつながり、肋骨は胸骨とつながります。胸骨は鎖骨へ、鎖骨から肩甲骨へとつながるからです。

胸椎の動きは肩甲骨の動きへ、肩甲骨の動きは胸椎の動きへと、互いに、関係しあっているのです。

なので、肩甲骨が動かないな・・と思ったら、胸椎や肋骨、鎖骨の動きも診てみる視点も必要です。

整体の店では、そういったとこを深掘りしながら肩凝り対策をします。

では、セルフケアとして、肩甲骨をもっと動かすにはどうしたらいい?

その1つとしては、呼吸を活用するのがいいと思います。

呼吸をすることで、肋骨・胸椎が動き、それに続いて肩甲骨も動くようになるからです。

最大限息を吸うと肋骨が開き、胸椎が起き上がり、最大限息を吐くと肋骨は閉じて胸椎は丸まります。

そして、腕を上げた時は肋骨が開き胸椎は起き上がり、腕を下げた時は肋骨は閉じ胸椎は丸まります。

これらの身体の動きの特徴を利用してセルフケアをします。

手を肋骨下部の外側にそえて息を吐き肋骨を内に閉じ、息を吸い肋骨を開くようにします。段々と肋骨の開閉を大きくできるよう呼吸を深くしていきましょう。

次に手を肋骨の前の上部にそえて息を吐き肋骨を下げすぼめ、息を吸い肋骨を上げふくらますようにします。これも段々と肋骨のふくらみ幅が大きくできるように呼吸を深くしていきましょう。

肋骨の動く感覚がわかれば、次に息を吸いながら腕を上げ肋骨をふくらまし開き胸椎を起こし伸ばします。そして息を吐き腕を下ろしながら肋骨を閉じ背中を胸椎を丸めます。

次は息を吸いながら肩甲骨を寄せて肋骨をふくらまし胸椎は起こし伸ばします。息を吐きながら肩甲骨は開き肋骨は閉じ胸椎を丸めます。

というように、呼吸と連動させて肩甲骨を動かす練習をして身につけましょう!

より深い肩こり対策になりますよ!!