耳が聞こえにくい、物忘れがひどくなった、トイレが近い・・腎の弱りを疑え

腎臓(東洋医学でいう腎)の弱りシリーズのその②

現代医学でいう腎臓は、尿の生成をする、水分や血圧の調整をする、ビタミンDの活性化、ホルモンバランスを整える役割があると言われます。

東洋医学的には、腎は水分代謝(有益な水分を再吸収し不要な水分を尿として排泄、これは現代医学と同じ)をする。

そして、腎は膀胱とつながっていて、腎の不調は膀胱の不調へ。トイレが近い、夜間尿、頻尿、尿モレなどは、腎が弱っているというふうに考えます。

また、腎は精を主り、やる気・元気などの気に変化させ各種機能活動を支える。生命エネルギーの源として利用され、発育・成長・生殖に関係する。元気がでない、寝ても疲れがとれない、怪我の治りが遅くなった、体力がガクンと落ちたなどは、腎が弱ってきていると考えます。

また、腎は耳とつながる。聴覚機能は腎の精気と関係して、耳鳴りや聴力の低下は腎が弱っていると考えます。

また、腎は老化のコントロールとも関連していると考えていて、腎が弱ると脳を支えにくくなり、脳の衰え、認知症、物忘れとも関係してきます。逆を言うと、腎を強化すると、老化を遅らせる・認知症の予防もできるということです。

そういった腎を弱くさせるものは、疲れ、ストレス、冷え、不摂生、寝不足・・です。

特に、下半身を冷やさないことが重要です。

クーラーや冷たい物を過剰に飲食したり、運動不足で下半身が血流不足になっているのも、腎を弱らせる=老化促進、物忘れ促進、聴力低下促進の要因になっている可能性があります。

お風呂にゆっくり入る、適度に運動する、自分でできない時は、整体で下半身の血流を促したり、ストレッチしたりして、腎の機能を強化しましょう。

問題なのは腎が弱っている状態を長引かせること!

長引かせ慢性化すると、その状態が固定化され、回復するのに時間が掛かります。

だから、こまめのケアが必要なんですよ。

自分の身体は自分で管理しましょう!