猫背3種

あなた姿勢悪いねぇ  「猫背になってるよぉ」

などと、よく耳にする 猫背 という言葉。

医学用語ではありません。外観から見た姿勢の呼び名です。

でも、この姿勢不良の猫背も最近注目されてきました。

猫背かもたらす不調・不具合として、(首凝り、肩こり、腰痛、逆流性食道炎、股関節痛、膝痛、自律神経の乱れ、呼吸が浅くなる、見た目老ける、認知症、転倒しやすい・・)があると言われるようになってきました。

筋肉が凝り、痛み、関節や内臓の不調にまで及ぶこともあると言われます。

もちろん、ストレッチ整体湧泉でも、猫背は重要なチェック要素で以前からしております。

猫背が医学的にも世間的にも注目されてきたのが、良かったなぁ、不調の改善への第一歩が認知されてきたなぁと思う今日この頃です。

そんな猫背ですが、3タイプに分けて見ていきましょう。

それは、首猫背タイプ・背中猫背タイプ・腰猫背タイプです。

見分け方としては、壁に踵をつけて立ちます。

正常であれば、踵・尻・肩甲骨・後頭部が壁につきます。

首猫背タイプは、お尻・肩甲骨は壁につくが頭は離れ、腰は手1つ分のスキマ。

背中猫背タイプは、同じく尻・肩甲骨はつくが頭は離れ、腰は手2つ分離れる。

腰猫背タイプは、尻・肩甲骨はつくが頭は離れ、腰と壁のすき間が無い。

首タイプは、パソコンなどに顔をぐーっと前に近づる姿勢をしたり、頬杖をついたり、頭や肩を前に出している姿勢です。首から肩や背中にある僧帽筋が常に伸びた状態(小胸筋が縮んだ状態)にあります。

背中タイプは、反り腰です。骨盤が前傾しすぎて腰椎が反りすぎて、その分背中を丸めてバランスをとろうとします。一見、姿勢が良く見えるが腰に負担がかかりやすいです。ハイヒールを履いてつま先重心や太ももの前が張りやすいです。

腰タイプは、骨盤が後傾して腰椎が真っすぐか後湾してしまうタイプ。足を組んだり、ソファーにもたれかかったりして、全体的に丸まってしまう姿勢です。

自分がどのタイプなのか、複合型なのか知っておくのもいいと思います。

問題なのは、猫背の姿勢を長時間続けていることです。

少しの時間でも負担の掛かる姿勢なのに、それを長くしているのは、相当な負荷のはず・・しかし、慣れとは怖いもので、その負荷を感じなくさせてしまいます。

気づいたときには、痛みや可動制限などの重症化に・・・

なので、日頃から猫背ケアをしていくのが大事!!!!

ケア方法を簡単に紹介します。

・目線の高さでスマホを使う。(なるべく下向きにならない工夫を)鼻の下を耳穴ラインが床を平行になる位置&肩を耳が床からの垂直線上になる位置がいい。

・上を向く、腕を上げる後ろに動かすことを定期的にする。(遠くのものを見る、伸びをする、シャワーも上向きながらする)下を向く、腕を前で使うことばかりしていると、筋肉も神経もそっちばかりに偏り他の方向の筋肉神経が衰えます。

・掌を上に向け座る、掌を目に向け歩く。掌を下向きにして使うことが多いので上向きにしてバランスをとりましょう。

・タオル運動をする(タオル両端を持ち、腕を上げる。胸を反らし首後ろに下げる。肩甲骨を寄せ、上を向く。)(僧帽筋・菱形筋を縮め、小胸筋を伸ばす)

・四つん這いになって、犬&猫。息を吐きながら、手で床を押し臍をのぞきこみ背中を丸める。腹筋に力を入れる。息を吸いながら、肩甲骨寄せ背中を反らす。顔は前へ骨盤前傾さす。背筋に力を入れる)

など、いろんな猫背対策はあります。

猫背が当たり前にならないようにしましょう。不調のオンパレードにならないように・・。