歩くポイント(疲れにくい、傷めにくい、足太になりにくい) アーチづくりにも

今回は、歩き方と足裏アーチづくりのときに心がけるポイントの1つを紹介します。

1日6000歩を歩いているとします。

歩くのは、何も外で本格的にするウォーキングだけが歩くのではありません。

家で部屋に移動するとき、トイレに行くときも歩いていますね。

その一歩一歩の精度を高めるだけで、それが1週間、1ヵ月、1年と積み重なると、すご~~~く差が出てきます。

歩いていて、すぐ疲れたり、関節が痛くなったり、ふくらはぎや太ももがパンパンになったり太くなったり、むくんだりしてませんか??

そこで、そうならないための今回のポイントは 「脱力」・・「余計な力が入っていないか」・・です。

では、脚を上げてみてください!

歩くときのように)膝を曲げて前に脚を上げます。

そのときの、足首の状態はどうなっているか!!

足首の力は抜けて、ダラ~ンと趾が下がっているのか!?

もしくは、 足首に力が入ったままで、趾は上がったままなのか!?

あなたの足はどうでしたか?

もちろん、理想はダラ~~ンの方です。

「動かす」「力を入れる」ということは、「筋肉を収縮させる、縮める」ことです。

動かす・力を入れる前には、筋肉は弛んでいる、力が入ってない状態のほうが、力が入りやすいし、動く幅も大きいですね。

それは、実際に手でしてみるとわかると思います。

ギューーッと力いっぱい手を握ってみましょう!

そして、そこから、さらに力を入れてみて!と言われると、えぇーーっ無理無理になるでしょう。

力は入りにくいし、しんどいし、長続きしないし、動きはギコチなくなるはずです。

なので、使うところ以外は、なるべく力が入っていない状態のほうがいいのです。

足を上げる(股関節を曲げる)代表的な筋肉は、「腸腰筋」です。 腸腰筋は、腰椎から股関節(小転子)に付着しています。

上げる側の脚は、ここに力が入り、他は力が抜けている状態が理想ですね。

ちなみに、足首や趾に力が入ったまま着地してみるとどうなるでしょう??

ドンドン、ドスドスと足音が大きくなると思います。

それだけ、衝撃が大きい・負担が掛かっているということです。

ということは、関節を傷めやすいし、その衝撃に耐えるよう太くさせるし、力が抜けないので筋肉の伸縮が小さく、血液循環も悪く、疲れやすくなります。

当然、ドスドスとアーチを潰す方向になります。

逆に、ダラ~~ンの脱力状態で着地すると・・

ふんわりと足音は小さい着地になり、スッスッと歩ける感じがすると思います。

地面からの反力も伝えやすくなり、アーチを上げる力が働きやすくなります。

では、普段からどうすればいいのか!!?

1.腸腰筋を意識して脚を上げる練習をする

2.足首の力を抜く練習をする         です。

1.腸腰筋の場所をさすり、身体に認識させ、腸腰筋から脚が上がるイメージで足踏みをする

2.立位か座位で片膝を曲げ、両手で膝を持ち、足首をブラブラさせる  ダラーンと力が抜けたら、ふんわりと着地する練習(膝が内に入らないよう注意)  

足踏みをしながらでも、脱力のふんわり着地できる練習をする  

それから、平らな場所でも、階段を下りるときでも、足音が大きくならないように練習する

簡単そうにみえますが、意外と余計な力が入っている人は多いです。

いつまでも、自分の足で歩けるよう、今からでも習得しましょう。

今や、筋トレがブームですね。

もちろん、身体を動かすことはいいのですが、力を入れること、力を入れなければいけない感じの風潮になりがちです。

余計な力が抜けなくなって、不調になっている人もいるのは事実です。

バランスが大事!

力を入れたら抜く、筋肉を縮めたら伸ばす(弛める)!

これが、偏ると、バランスが崩れ、血流や自律神経の乱れにもつながります。

疲れにくい歩き方、痛めにくい歩き方、脚が太くなりにくい歩き方、足裏アーチをつくる歩き方を1歩ずつ積み重ねていきましょう。

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