「上手な整体師、下手な整体師の差って何ですか?」
「マッサージの店によって、人によって当たり・ハズレがあるんです・・」
というお客様の声をよく聞きます。
この答えは・・・
こればかりは、お客様が判断することなので、一概に施術者サイドからは言えない部分が多いんです。が、・・
施術者の精神的な面や技術的な面が関与しやすいと思います。
精神的な面では、高圧的な態度をとるところは駄目でしょうね。また、向上心を持っていない人は人によって時によっても凝り方は変わるのでその変化に対応しにくいでしょう。そして、お客様と一体になって施術ができるかが肝心です。凝りやスジを感じながら、今どういう状態かを共有しながらできるかは必要でしょう。
技術的な面では、強くしてくれと言われて、力づくでぐいぐい押すのは駄目。ただ身体を傷めつけるだけで体のことを考えていないその場しのぎになっている。また、触れた手や指が固かったり、いきなりグッと力が入るのは、小手先だけの力でしていて、奥には響かないほぐれないやり方になっています。そして、お客様の身体をモノのように雑に扱う施術者は駄目です。足を持ち上げるときや手を移動させるとき、首を傾けるときなど、優しくスッと動かしているか、雑に扱うとそれだけで身体は緊張させてしまうので大事ですね。
もちろん、身体の知識や優れた技術も必要でしょうが、そういうのに自惚れず、最低限の心構えをもっていることが大前提にあると私は思います。
お客様を、機械的に事務的に処理しているところも残念ながらあるようです。まぁそういうところにも、それなりのニーズはあるのでしょうが、人と体を分離を促すやり方です。
人の身体はそれぞれに大切な命が宿っています。
その命の泉がどうしたら湧き出て元気になるか!
解剖学には書いていません。
実際にお客様の身体(命)と向き合わないとわかりません。
そういう施術者は上手いと私は思います。
ただ、実際にしてもらわないとわからないですね・・・。