我々が握手をしたとき(お互いに手をとりあったとき)、どう感じるか!
握手は欧米の習慣のイメージで、なかなか日本人に馴染みがありませんが。
手を意識するだけだと、それは手に触れているだけです。
握る強さや柔らかさなど、温かみや安心感、緊張度、やる気や興奮度など伝わってくるものもありますね。
そう、握手は手を意識するためではなく、相手の心に触れるために行うと言われています。
手を通して心に触れるとは、相手の全体を感じ、同じ心を確かめ合うことです。
がっちり握り合って自分の心を開示し、相手を受け入れるという生命共感の表現とも言えます。
生命が何かを感じるのは、この一体感ともいえるでしょう。
一つになったと感じた時、そこに命があるのです。
命が健全であれば、身体を一つとして感じます。
しかし、具合が悪くなると、頭が痛い、目が疲れた、足がつらい、胃が悪い・・・など自分と離れて意識されてきます。
胃が悪いと胃に責任をなすりつけ、薬で痛みをごまかして押さえつけていると、胃に穴が開いて、胃を切除しないと・・なんてことにもなったりする人もいますね。
足を切り離したいくらいつらい・・と聞きます。気持ちはわからなくもないですが、切り離したら自分の足ではなくなりますしね。
体全体の疲れ、循環不良が足に出ているだけ。
足の循環をよくして、健全な一つの身体にしていきましょう。
話しはそれましたが、大事なことは「一体感」です。
どうしても大人になるにつれ、科学や文化が発達するにつれ、手・足・他人・・とモノのように分けて考える習慣が増えます。
すると、1つになる=命を感じる力=生命力というのが衰えがちに・・・。
そういうことを感じる握手も悪くないですよ。
整体をしていても、相手を通して、お互いにスジや凝りの響きを感じながらする、一体感!これがGOOD!