『名医とつながる!たけしの家庭の医学』を見ました。
健康寿命を伸ばし、元気に長生きするための最新医学情報を届ける番組ですね。
ここで、紹介されていることが、もうすでに、我々のストレッチや整体の世界では当たり前に指導している内容であることに驚きでした。
その当たり前のことを、お医者さんがオススメしているということは、我々は医学の先端を行っている!は言い過ぎですが、
西洋医学はレントゲンや検査で見つからないことは苦手なので、整体やストレッチとうまく共存できればいいと思います。
各々の得意・不得意を理解しあってできないかな・・。
まあ、法律的なことがややこしいので、難しいのでしょうが、テレビを見ていて、何かはがゆいような誇らしいような気分になりました。
ちなみに、そのテレビの内容をまとめました。
70歳以降、人生を終えるまでにかかるとされる医療費の総額は、平均160万円。しかしこれは氷山の一角にすぎない。医療ジャーナリストの松井宏夫氏は「こうした医療費はあくまで病院などの機関にかかる金額で、市販薬や湿布、サプリの類は含まれていない。そのような目に見えない医療費、いわば『ステルス医療費』が問題だ」と警鐘を鳴らす。市販薬や湿布など身体の不調に対処するためのお金はもちろん、実は意外なものにかなりの額の見えないお金を注ぎ込んでいることがわかってきたのだという。
横浜市に住むY・Sさん(50歳・女性)は、今から19年前、長女の出産後、右側の腰の下、お尻の辺りに鋭い痛みを感じた。以来、病院にかかるよりは…と、湿布薬やマッサージで対処していたが、出費は年間1万2千円になり、その後の17年間で24万4千円にものぼった。
そして今から2年前、食堂の配膳係のパート中、右の内股に神経を押されるような重い痛みを感じたY・Sさん。痛みを和らげるための低反発クッションや腰痛ベルト、杖などのステルス医療費がかさみ、歩くこともままならない痛みからついに長年勤めたパート先を辞めることになる。ここに至り、Y・Sさんはようやく病院を訪れるが、医師から勧められた手術の費用はリハビリや入院費も含め、およそ30万円。保険を使っても16万円ほどが自己負担となり、夫が単身赴任中で2人の娘を育てていた彼女は追いつめられていく。
そんなY・Sさんは絶望の中でようやく家庭でも手軽にできるある運動療法に出会い、わらにもすがる思いで始めるが…Y・Sさんを長年の苦しみとステルス医療費から救い出したその運動療法とは?
スタジオでは、股関節治療の名医、野沢雅彦先生(順天堂大学医学部附属練馬病院整形外科特任教授)が、患者数400万人もいるとされる股関節の痛み、変形性股関節症の予防・改善法を紹介。いわゆる「女の子座り」ができる人は変形性股関節症になるリスクが高いという。そこで、ゲストの中山秀征、高橋ひとみ、足立梨花が女の子座りをやってみることに。はたして、女の子座りができる人が変形性股関節症になりやすい理由とは?
さらに、Y・Sさんに運動療法を指導し、ステルス医療費から救った理学療法士、佐藤正裕氏がスタジオに登場。股関節痛を予防改善し、ステルス医療費を防ぐ「おしりエクボ体操」を紹介する。ゲストらも体操を体験するが、高橋と足立が大苦戦。足立は「こんなにもできないと思わなかった。ホントに恥ずかしい」と嘆く事態に。
中高年女性に多い【股関節痛】。実は近年、おしりの筋肉がしっかりあると、股関節痛の緩和や予防につながることがわかってきました。家庭でできるお尻の筋肉を鍛える方法をご紹介します。
◆体操1:つま先立ちでかかとをつける
<やり方>
立った状態で行います。
(1)両足を握りこぶし1つ分(4~5cm)平行に開きます。
(2)そのままかかとをできるだけ上げてつま先立ちをします。
(3)つま先立ちの状態で、両足のかかとをくっつけて、力をいれます。
(4)この姿勢を10秒キープします。
(5)1日5回行います。
<ポイント>
(1)体操の時はできるだけ、おしりの奥の筋肉が使われていることを意識してみてください。
(2)反ったり猫背に丸まったりするのではなく、お腹に力を入れる、または不安定な人はイスの背もたれなどを利用して、できるだけまっすぐの姿勢をキープしてください。そうすることで、おしりの奥の筋肉がしっかりと働きます。
◆体操2:かかとをつけてスクワット
<やり方>
立った状態で行います。
(1)両足のかかとをつけて足先を90度くらいに広げます。
(2)姿勢を前屈みにならないよう注意しながらまっすぐにしたまま、ゆっくりしゃがみます。そうすると自然とかかとが上がってお尻がその上に乗るような格好になります。剣道や相撲でも見られるそんきょの姿勢です。
(3)そのまま、前屈みにならないよう注意しながら、まっすぐの姿勢で立ち上がります。(※痛みが出る場合は行わないでください)
(4)このしゃがんで立つことを1セットとして、始めは1日3回、慣れてきたら1日10回行ってください。
<ポイント>
(1)通常のスクワットと違ってお尻の奥の筋肉を鍛えるので、姿勢をまっすぐにして、足をできるだけ広げることが大切です。
(2)しゃがむのが慣れていない人は、最初はイスの背もたれに手をそえるなどして今の半分ぐらいの深さまでしゃがむといったやり方でも結構です。
この2つの体操は慣れてきたら、日常生活の中でも歯を磨く時やしゃがむ時などでもおこなえます。股関節が心配な方は、「ながら」でいいのでこうした体操をおこなうようにしましょう。
理学療法士 佐藤正裕さん 監修