天柱のツボ

天柱」 ツボの紹介です!

「天」は頭部や上半身、「柱」は支えることを意味しています。
従って「天柱」というツボは、頭部を支えるの重要なツボであることを意味しています。
後頭部の髪の生え際で、2本の太い筋肉に挟まれたくぼみ(中央のくぼみ・盆のくぼ)を探します。
そこから左右へ親指1本分外側へずれたところにあります。
耳の後ろのちょうど髪の生え際あたりです。
後頭部の髪の生え際にある2本の筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみにあります

少し専門的に言うと、
部位
後頭部、第2頸椎棘突起上縁と同じ高さ、僧帽筋外側の陥凹部。
筋・靭帯
僧帽筋、頭板状筋・頭半棘筋
神経支配
筋枝:副神経・頸神経叢の枝、脊髄神経後枝
皮枝:大後頭神経
血管支配
後頭動脈
になります。

頭の重要なツボです。
頭痛や頭痛ではなくとも、慢性的に頭が重いと訴える方に!
重く、苦しい頭重感から解放されたり、
中年以降の方の血圧安定にも効果があるといわれています。
さらに慢性鼻炎や蓄膿症による鼻づまり(鼻閉)にもいいといわれています。

・後ろから両手で頭を包み込み、親指で頭の中心に向かって左右同時に押し上げるようにしましょう!!

肩や首がこったり、疲れ目を感じたりした時には、天柱が有効です
パソコンを使う仕事の場合など、この部分をもみほぐしたり、首を曲げる、回すなど、動かすだけでも症状を和らげることができます
天柱のツボは、頭部や首の肉体的な疲れだけでなく、
緊張性頭痛の特効ツボの為、締め付けられるような痛みや、頭を悩ませるなど神経的な疲れ、イライラにも効果があります


天柱の主な効能

◎頭痛、寝違い、めまい
◎疲れ目、目の疾患、目の充血、視力低下の緩和
◎後頭部や肩のコリ、抜け毛予防
◎神経痛、神経症、ストレス、精神疲労
◎高血圧症、血圧安定、鼻づまり、嗅覚減退、咽喉腫痛
・肝臓の働きを活発にする
・自律神経失調症の緩和
・冷え
天柱は、首の裏側に並ぶ代表的な頭のツボの一つです。
疲労回復に効果があり、特に精神疲労・ストレスに効果があるといわれます。
自律神経系統のアンバランスは、まず首の後ろや後頭部に現れることが多いです。
首の後ろの血行をよくし、凝りをほぐすことが、
自律神経失調症の症状の緩和に有効な方法でもあるのです。


押し方
アゴを上げ気味にしながら頭全体を両手で押さえながら、左右の親指の先を重ねて
痛くない程度に4~5秒ほど圧しては離すの刺激を
5~10回ほど繰り返します。親指を入れ込むような気持ちで「天柱」を指圧してください。
健康な人の頭には常に清い水が上がり、濁った水は速やかに下へ降り、小便として排出されていると考えます。
そこに湿が入り込むと、スムーズに流れていた水が停滞し、清い水が頭に上らなくなり、濁った汚い水が残ります。
清い水が足りなくなることによって脳圧が下がりすぎ、頭痛を起こすと考えられます。

あと、ためしてガッテンで紹介していた天柱刺激法です。
【イヤイヤ&うなずき体操 】
1)横になって天柱を探し、人さし指、中指、薬指の3指で押さえる。
2)天柱を押さえながら目を閉じ、顔を左右に3~4センチ振る。往復10回。
3)同じように天柱を押さえながら顔を上下に3~4センチ振る。往復10回。
4)最後にもう一度、天柱を押さえながら顔を左右に3~4センチ振る。往復5回。

両手で押さえたまま、目を閉じて、ゆっくり左右に首を3~4センチくらい動かし、この動きを往復10回するだけ(イヤイヤ体操)。
終わると、そのままの体勢で、今度は上下に3~4センチ動かし、これも同様に往復10回行う(うなずき体操)。
最後に、もう一度、左右の往復5回をして1セットとなる。

「目を閉じることで、後頭下筋群の緊張を抑えます。
また、ゆっくり小さく動かすことが大切で、大きな動きになると、後頭下筋群とは違う筋肉を動かしてしまうことになります」

「イヤイヤ体操&うなずき体操」は、1回2セットを朝・昼・晩に行い、習慣化すると継続しやすい。
さらに、もうひとつ首こりを防ぐ、後頭下筋群をゆるめる体操を。

【天柱押しほぐし】
1)天柱にこぶしを当て、目を閉じて後頭部をこぶしの底面に向かって2秒間押し当てる。
2)力を抜いて頭をもとに戻す。これを5回くり返す。

「座って、目を閉じて行う『天柱押しほぐし』です。やり方は簡単です。こぶしを作り、天柱に押し当てます。そのこぶしの底面に2秒間、後頭部を押し付けるだけ。ゆっくり戻すまでの動きを5回。これも朝・昼・晩と行いましょう。もちろん、首のこりがはげしいときには随時やってみてください」

肩こりとは別の筋肉の緊張が首こりの原因で、しかもその筋肉がやっかいな場所にあるために、いつもの“こり解消法”では痛みが消せなかったのだ。

「首の動きが痛みで制限されると、日常生活にも多大な影響があります。ぜひこの天柱体操で、首こりを退治してみてください」