春や秋の昼と夜の温度差は、身体にとってしんどい・負担がかかることは みなさん経験してわかっているはず。
それが、夏になると、外と部屋などの中との温度差はあるのに、それに対しては気にしていない人は多いようです。
夏は暑いだけで体力は消耗します。
それに、内と外との温度差が加わるとさらに体には負担になります。
さらに、『汗の内攻』も加わると、ダメ押しの負担になり、体調不良一直線です。
さて、汗の内攻とは・・ですが、
汗をかいた状態で、エアコンなど冷たい風をあてて、汗が体内に引っ込み不調を起こすことを言います。
汗の役割として、身体表面を汗で濡らして、それを蒸発させることで、熱を奪い、体温などを下げること。皮膚の潤いを保つことなどあります。
しかし、せっかく出た汗に、冷風をあてると、蒸発できず、汗の役割を果たせないこともでてきます。
皮膚や毛穴は暑いと開いているので、汗の逆流というか、汗が中に入ることも出てくるようです。
もちろん、冷たい空気も皮膚が開いていると、入りやすい状態です。
最初は身体が冷えて気持ちいいーと感じることもあるでしょう。
しかし、汗を出したまま冷やし続ける、冷風を当て続けると、汗が内攻しだすのです。
汗の内攻例として、身体の動きが重くなる・だるい・頭痛・目の奥が痛い・下痢・夏風邪・血圧の変動・むくみ・眠くなる・やる気がでない・急性病・・・などにもなると言われています.
たがが、汗・・・ですが、侮れないですよ!
だからと言って、エアコンの部屋での仕事だし・・、熱中症も心配だし・・・、 と、エアコンなしの生活は今や考えにくいですね。
どうすれば、汗の内攻を避けられるか!
1.それは、出た汗を拭きとることです! 冷気に当てるまえに、汗をきちんと拭きとること。
2.背中側に冷気を当てないことです。
昔から、夏の風邪は背中にあてるな!と言われています。
背中に冷気が入ると、体調不調を引き起こしやすいですので、要注意!
外から帰ってきた時、お風呂上がり、運動後、睡眠時は特に汗が出て冷風を当てがちなので、気をつけよう!
そして、汗を内攻させてしまったときは、どうしたらいいか!
1.もう一度汗をかくこと
2.深呼吸をすること 横隔膜、肋骨、胸、背中をよく動かすこと
3.もも裏を伸ばす、動かすこと 太もも裏のストレッチ、大股で歩く、歩く時後ろ足側のもも裏を意識して動かす
4.胸椎5番を擦る、軽く叩く 汗の内攻があると、ここが固くなりやすい
上記をすることで、内攻した汗を出しやすい状態をつくります。
年々暑さが増していくように感じますが、自然のことなので、うまく付き合っていくしかないですね。
エアコンなど人工のものもうまく活用しながら、身体のことも考えて、体調不良を最小限にできるよう心掛けましょう!
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