リブフレア(肋骨の拡がり)

リブフレアとは、肋骨が拡がってしまっている(肋骨の下角が90度以上拡がっている)状態のことを言います。
けっこう、最近、このリブフレアの状態のお客様は多いです。
肋骨の下が拡がって、背中がガチガチな人!
また、リブフレアの人は、猫背で反り腰になりやすい人でもあります。
いわゆるスゥェイバックと言われる姿勢!=下半身よりも上半身が後ろにある状態を言います。
上半身を後ろに倒して、のけぞる姿勢になります。
反り腰で腰の負担は増えますし、なおかつ猫背で肩首への負担もでる、凝りやすい痛みが出やすい、疲れやすい姿勢状態をつくります。
また、肋骨の下が拡がると、横隔膜が横に引っ張られます。
横隔膜は、上下に動くことにより、腹式呼吸を促してくれるのですが、横に引っ張られていると、その上下幅が狭くなるので、呼吸は浅くなってしまいます。
浅い呼吸は、全身に酸素を運ぶ力が弱まるので、全身の細胞が酸欠状態になります。
代謝の悪い、疲労物質のたまりやすい状態ですね。
これは、リブフレア状態を改善したほうがいいですよね!
リブフレアの人は、肋骨後面の下部が固くなり、前を引っ張って開いています。
筋肉で言うと、下後鋸筋・腸肋筋です。
なのでここを、ほぐすこと!
そして、胸椎という胸の部分の背骨が固く反りにくい状態になっています。
胸椎が反れない代わりに、肋骨をのけぞってしまう形をとるのです。
なので、胸椎の伸展の動きをつくること!
また、肋骨をのけぞらないようにする筋肉が弱いことも考えられます。
腹直筋や内腹斜筋や外腹斜筋です。
この肋骨下部に付着している筋肉が働くと、肋骨を引き下げてくれます。
なので、腹筋を働かせること!

ということで、背中の筋肉をほぐすのは、難しいので、我々、整体師にお任せいただければと思います。
他の、胸椎を動かすこと、腹筋をするのは、自分自身でもできることなので、日々意識していただきたいところです。
背中を丸めたり反らしたりを繰り返す、頭と腰は正面向けて上半身を左右にねじるだけでも、胸椎刺激になります。
右肘を左膝をくっつける運動、その逆もをすると腹斜筋の刺激になります。
ちょっとした動きを日常に加えるだけで、改善の方向ができてきます。
リブフレア・・いろいろ不具合を起こしやすいですので、早めに改善しましょう。