ミカンから学びました。
我が故郷、愛媛県ではミカンが有名です。
私の実家でもミカン畑があり、毎年ミカンとミカンジュースが届くことを楽しみにしています。
そのミカンを剥くときに、気持よくスッと剥けるときと、汚く剥きにくいときがあります。
ミカンを軽く縦・横と揉むと、スッと気持ちよく剥けることが多い経験があるのではないでしょうか。
強く揉むと、中身が潰れたり、皮が破れたりします。
軽く揉むと、皮同士が滑り合い、皮と皮、皮と実の間に余裕ができて、スジと房がはがれやすくなるのでしょう。
また、筋線維に逆らわず、ヘタの方から実をとると剥きやすいですよね。
また、ミカンをお湯に浸しておくと、剥きやすくもなります。
揉むことで、水分が乾燥しているとこにも行きわたりおいしく感じるとも・・。
このことは、筋肉をほぐしたり、筋膜をリリースすることにも繋がると思います。
強く揉むと筋線維が傷ついたり内出血を起こしたりします。
適度な力で揉むと、筋膜(薄皮)がスムーズに滑り、筋肉に血液(水分)が行きわたります。
温めると、筋肉、筋膜がゆるみ、動きやすくなります。
動きにくい(剥きにくい)は、中が硬くくっついている状態なのでしょう。
温めて、軽く揉んで、筋線維の方向に動かすとスムーズに動くのでしょう。
なので、力加減・方向を合わせたストレッチ・血行促進することは大事ですということ。
ミカンの外皮は皮膚、薄皮は筋膜、実は筋肉と思い、ミカンを食べる今日このごろです。