パソコン・スマホ凝り①(等尺性収縮)

今やパソコンやスマホは、生活に欠かせない存在ですね。

非常に便利なのですが、何事も良いことがあれば悪いこともありますよね。

その一つが、凝りです!

パソコンやスマホを操作するときは、一見、身体は動かしてないように見えます。

そう、関節はほとんど動かしていません。

手先指先を細かく動かしています。

手先指先を細かく動かすには、手首や肘、肩の関節はしっかり固定しないとできません。

固定することで、手先指先を動かせるのですが、その固定に働く筋肉はずっと収縮し続けているのです!

筋肉の収縮には、等張性収縮と等尺性収縮があります。

等張性収縮は関節を動かすときの収縮で、例えば、肘の関節を曲げるように動かすときに、上腕二頭筋という力こぶの筋肉が縮んで肘が曲がります。

一方、等尺性収縮は、関節を動かさずに、さらに筋肉の長さも変えずに、筋肉は収縮しようとする動きです。肘を曲げたまま、重い物を持ったり・伸ばす方向に抵抗をかけたりするが、肘の角度は変えずに踏ん張っている状態ですね。関節は動いていないのに、上腕二頭筋に力が入っています。

スマホやパソコンは、運動のような大きな力ではなく、手先を細かく動かす・同じ姿勢を保ち続けるといった負担になるので、筋肉を使い過ぎている、疲れるという感覚・意識は少なくなりがちです。

そこが、落とし穴!

『何もしていないのに凝る‼』っていう現象です。

よくいますよね。肩は凝るんじゃ、な~んもしてないのに。動いてないのに腰が痛い・・とか。

長時間スマホ・パソコン操作をしていると、固定している手首・肘・肩に付着する筋肉は収縮し続けていて、かなり負担になっているのです。

長時間、緊張が続いているので、緊張が抜けにくい・ゆるみにくい身体になっていくのです。

そんな固まった状態で、いきなり動かすと痛めてしまうことも多いです!

それが、引き金で50肩、ぎっくり腰になる人も多いでしょう。

緊張を緩めてから、身体を動かす。身体を温めてから動かす。小さい動きから始めて、徐々に大きく動かす・・ようにしましょう。

緊張が抜けにくい人は、ストレッチ整体にきて、筋肉をゆるめることを、身体に覚えさせましょう!

スマホ・パソコンだけでなく、運転や料理、立ち仕事など同じ姿勢を続けることが多い生活は、この等尺性収縮による緊張を起こしがちで、緊張に気づきにくくなりがち。

あなたは、疲れているのですよ。

あなたは、硬くなっているのですよ。

疲れの抜けやすい、健康な身体を、ストレッチ整体を通して、身につけましょう。

一生付き合っていく身体の為に・・・