鼻ケア その2

鼻のケア、その2です。

鼻ケアその1も参考にご覧くださいね。

・鼻ケア その1 ドライノーズ  https://studio.youtube.com/video/WkIagG6FNDA/edit

11月~3月頃の秋の終わりから、冬にかけては、「乾燥と冷え」が重なる時期です。鼻も弱りやすいときですね。

さて、鼻のなかでも大事なものって何!?

その1つに、「鼻水」があります。

鼻水がないと生きていけないと言われるくらい、大事なものなんですよ。

鼻の中を覗いてみると、空洞が広がっています。 鼻腔と言われているところです。

鼻腔には、鼻甲介というものがあり、鼻甲介の表面は血管が密集していて、粘膜で覆われて、常に粘液(鼻水)が分泌されて湿っています。 その大事な鼻水の役割は?

外から入ってきた異物(細菌、ウイルス、ホコリなど・・)を鼻腔内で吸着して、それらの病気の原因物質が直接体内に入るのを防いでくれています。

吸着した異物を、鼻の中の表面にはうぶ毛のような極細の繊毛があるのですが、それが動くこと(繊毛運動)で、喉に運びます。(もしくは、くしゃみや鼻くそなどで外に出します)喉から食道を通り、胃に運ばれます

そして、胃には強力な酸(胃液・胃酸)があり、そこで、殺菌、分解します。それが、腸にいき、便などで排出される構造になっています。

なので、異物が入ってきても、きちんと病にならないように対応できるようになっています。

しかし、秋冬の乾燥と冷え!!

これが、繊毛運動を低下させます。

繊毛運動の低下は、異物を運ぶことが遅くなるので、異物を鼻の中に長い時間留まらせることになります。

すると、炎症が起きやすくなります(鼻炎)。

その炎症を抑えるために、白血球が出動して戦うのですが、ムチン(鼻水などに含まれている成分で粘膜保護・抗菌・異物除去の役目)という成分を多く出しがちです。

このムチンは、粘性が高いので、増えるとネバネバになります。ネバネバだとサラサラに比べると、流れが遅いので余計に鼻の中に留まりやすくなります。

炎症がもっと増え、さらにネバネバになりますね。 鼻水の色は、炎症の強さをあらわすと言われています。

白血球や細菌・ウイルスの死骸の色でもありますが・・・・、

無色透明・白色→黄色→緑色の鼻水の順にネバネバ度(炎症度)は増すということです。

その、ネバネバ鼻水は鼻腔の奥にある副鼻腔に入るとやっかいです。

膿がたまる・・・、いわゆる蓄膿症・慢性副鼻腔炎という症状ですね。

副鼻腔は数か所あるので、その場所で症状は違うようです(頭が痛い・重い、頬が痛い、歯が痛い、視力が急激に落ちる、髄膜炎症・・)。

ネバネバ鼻水はSOSサインの1つでもあるので、 通常は1~2週間で治るが1ヵ月以上治らない場合は、炎症の悪循環の恐れもあるので、耳鼻咽喉科の受診をオススメします。

なので!!、鼻の中は、乾燥させず、冷やさないようにケアすることも大事ですね。

鼻水の元は、「血液」です!!

鼻の中に、しっかり血液が流れるようにすることが、さらさら鼻水にしやすいということ。

鼻への血流をよくするには!?

・鼻呼吸をしっかりすること

・首・肩が凝らないようにすること

・口をよく動かすこと(唾液をだす)

・水分補給をこまめにすること

・アルコールや糖分、塩分は少なめにすること

・呼吸筋(肋間筋、横隔膜、背中や肩・首の筋肉など)を柔軟にしておくこと

・寝不足、運動不足にならないようにすること

鼻トラブルが起きやすく、風邪や鼻づまりの予防のためにも、鼻ケアをしましょう!

・前に出た首を元に戻す方法 スマホ首  https://studio.youtube.com/video/-RfBO5IvY30/edit

・フンフン呼吸 呼吸筋活性  https://studio.youtube.com/video/sCrGQzXw6M8/edit