自分で筋膜リリース(肩凝り、猫背をこんなところからほぐす!?)

前回、前々回に引き続いての動画ですので、合わせてご覧ください。

(前回・筋膜リリースで肩凝り、猫背対策①小胸筋)

https://studio.youtube.com/video/_zD1-4VPSFs/edit

(前々回・ツボ療法、雲門・中府のツボで肩凝り、猫背対策)

https://studio.youtube.com/video/nEGu62EMqWo/edit

肩こり、猫背の筋膜リリースを自分でケアする方法で、DFAL(ディープフロントアームライン)の観点からケアしていきます。 前回のおさらいですが、このディープフロントアームラインの場所。 肋骨の第3~5番に付着する小胸筋~烏口突起~上腕二頭筋~橈骨骨膜~母指球筋~母指外側。

ここの腕の前の外の深層につながる筋膜があります。

そのつながっている筋膜の一部が癒着すると、その筋膜全体に影響がでます(動きが制限される、姿勢が崩れるなど)。

そこで、前回は小胸筋が癒着しているパターンのリリースセルフケアをしました。

今回はそれ以外の場所が癒着しているパターンをします。

それは、親指!

結構、親指を酷使していて親指疲労になっている人は増えてきております。

スマホやパソコン、握りしめて動かすトレーニングとかの影響もあるのでしょう。 そういう親指の疲れは、母指球筋の固さ、癒着を生みます。

すると、その癒着がDFALのラインを引っ張り、肩甲骨が前に外に引っ張り 姿勢が崩れ、肩がこる・・・。

ということも起きているのです。

肩以外が原因で肩凝り!? あるんです。

なので、親指の筋膜リリースをしていきます。

また、このDFALは、東洋医学で言う「肺の経絡」と類似しています。

ツボでいうと、中府(ちゅうふ)~雲門(うんもん)~天府(てんぷ)~侠白(きょうはく)~尺沢(しゃくたく)~孔最(こうさい)~列欠(れっけつ)~経渠(けいきょ)~太淵(たいえん)~魚際(ぎょさい)~少商(しょうしょう)の11個肺の経絡上にあります。

ツボの図を見ると、DFALにそっくりです。

解剖学とかない昔の人は、どうやってわかったのでしょうか?

不思議ですね。

まあ、その肺の経絡のツボも使いながらリリースしていきます。

小商のツボと魚際のツボを使います。

小商は親指の爪の根外側、魚際は第一中手骨の中央外の骨際。

ツーンと響くところがあります。 そこを圧迫して20~30秒。 あと、母指球筋をほぐします。

母指球筋は親指の根元のふっくらした筋肉。

ここを、全体的に押さえていって痛い所か固い所を探します。

みつけたら、そこをほぐしていく。それを、3回繰り返す。

次は、親指だけ伸ばして手を握り、腕を内・外とねじります。

腕を前に出してねじる。腕を横にだしてねじる。

腕を斜め上に上げてねじる。 というふうに、親指を軸に動きをつけていきます。

以上、動画を見ながら親指の癒着をリリースしましょう!

親指から肩こり、猫背になることもあります。

お疲れの親指、大切に!!

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