理想の姿勢③ 仙骨

  骨格上、人の上半身と下半身を繋げているのが『仙骨』です。
人はまっすぐに立つことで、手が使えるようになり、脳が発達して、文化が発達してきました。
まっすぐ立てないと老人っぽくに見られて、運動や普段の生活にも支障がでてきやすくなります。
背骨の下の仙骨を立てること!
それが、仙骨の上の背骨も立ち、そこに付着しているインナーマッスルも活性化することにつながるのです。
四足動物では仙骨がほとんど発達していないようです。人は仙骨を土台として発達して二足で立てるようになりました。
仙骨が人をつくりあげてきたとも言えるでしょう。
仙骨は最初は5本の骨に分かれていて、成長につれて次第に融合していきます。しっかりした1つの骨になるのは20代になるようです。
仙骨は土台としての役割と、背骨のアーチの角度を決める役割、上半身の重さを左右の足に分ける、足の力を上半身に伝えるという分岐点の役割になっています。
この大事な仙骨ですが、動きは少ないところです。
仙骨と隣の腸骨の間の仙腸関節はほんの数ミリだけ動きます。しかし、その数ミリの微妙な動きが大事。ここが固まりすぎて動かない人が多いのです。それからその隣の股関節。ここはよく動く関節です。よくうごくはずなのに硬くなっている人は多いです。仙骨が仙骨の役割を果たすのには、仙腸関節や股関節の動きも影響があるのです。
ということは、仙骨周りのお尻やお腹、背中の筋肉の伸縮しうまく使われることが仙骨にも、体のバランスにも大切ってことです。


どうすればいい?
まずは、仙骨周辺の硬くなっているところを弛めます。
股関節、仙腸関節の動きを無理せずにつけていきます。
弛んだら、仙骨を立てる感覚をあじわって身体に刺激を与えます。
それから、日々の仙骨を立てる動きができる訓練(トレーニング)をします。
トレーニング法はまた後程!
トレーニングと緩めるのを繰り返して、仙骨の理想の位置と動きを獲得していきましょう!