水を飲むとは・・

暑い夏、水分補給を!とよく言われます。確かに大事ですね。
ただ、水分の特徴を理解したうえでよりよい補給をしたいですね。

特徴:身体を冷やす。陰性である。熱しにくく冷めにくい。
物を溶かす・浮かす媒体である。

人の体温は37度です。最近は35度台という低体温の方も多いようです。
体温1度低下すると、免疫力た生命活動レベルが大幅に下がるとよく言われています。
体内の温度(体内の水分)を温めるには、体から多くの熱エネルギーが必要です。
汗のように水分が体外に出るときはそのまま熱エネルギーを持っていき体温を下げてくれます。
(汗は体の熱管理)
また体内の水分(体液)は、栄養分・老廃物などものを溶かし浮かすことで
体の中の物質循環をしています。

さて、暑いからといって ガブガブ水を飲む・すぐ冷たいものを摂ると体内はどうなるか?
水・冷たいものは体を冷やします。すると、胃腸を冷やし、さらにエアコンで皮膚を冷やすと
そこを温めねばならないので、体から熱が抜けにくくなり、熱がこもります。
知らない間に代謝力・熱エネルギーは落ちていきます。
代謝が落ちると熱の発散力が下がり熱がこもる。
すると、こもった熱を下げたいので水や冷たいものが欲しくなります。負の連鎖ですね。
また、水分過剰は体液を薄めます。消化液も薄め、細菌の侵入を防いだり、消化する機能が
弱くなったりして、夏バテや夏風邪にかかりやすくなりますね。
あと、食べ過ぎや甘いものの摂りすぎ! コレも栄養素をたくさん運ぶために水をたくさん
必要とします。熱の発散(熱処理)に水を使いたいのに、栄養素を運ぶために使われるから
です。さらに、糖質は体を冷やすので、熱がこもり、水がたくさん必要な体になりますね。

こういった点を考えると、水分の摂り方は体内の熱の調節や免疫力にも影響してくるので
夏バテや夏風邪など体調をこわしやすい人は気をつけたほうがいいでしょう。
水を飲むときは、水を口に含んでしっかり唾液と混ぜて(少し水を温めて)から、胃に流しましょう。
一気に飲むより、マメにちょびちょび飲みをしましょう。
甘い物、甘い飲み物も少なめにしましょう。もっと水分や甘いものが欲しくなります。
1日のおしっこの回数が4~6回くらいになるようの水分摂取量に調節しましょう。
食事中や食後の水分摂取はなるべく少なめにしましょう。(消化液薄まるため)


ガブ飲みやアイス、クーラーがダメとは言いません。むしろ活用してください。ただ、それに
依存しすぎてはダメ。依存しすぎる体のリスクも考えて活用しましょうね!ということです。

*水分摂取量は個人差があります。体格や運動で発汗量が多い人などそれぞれあるからです。