手の小指について

「手の小指」について

手の指のなかでも、後回しにされがちな小指。
でも、よく考えてみると、手の小指は重要・大切なのです。
指切りげんまんと約束するときは、小指をつなぎます。
運命の赤い糸も小指で結ばれています。
また、おとしまえをつけるときに、小指を切断するシーンがありますが、小指がないと手に力が入りません。

実際に握力を測るとき、小指からしっかり握っているときと、小指を離して握るとでは、力の入り方が違うのがわかります。
ダンベルを持ち上げるときも、小指から握っているのと、小指を浮かしているのとでは、全然違います。
野球やゴルフ、剣道をするときも、バットやクラブを握るとき、小指・薬指・中指は握るが、あまり親指・人差し指は握らないように
言われると思います。
小指が機能すると、安定してブレにくく、力が伝わりやすいのです。
肩が下がり、肩甲骨が動き、体は余分な力が抜け、背中や全身の筋肉が使われやすくなります。
手は小指側が身体の中心線に近いので、力が中心に集まり大きな力が出せるということです。
筋膜のつながりでみても、ディープバックアームラインというのがあるのですが、
小指~二の腕を経由して肩甲骨に到達します。
小指から連動して、肩甲骨のインナーマッスルを使いやすくなるのです。

小指を使えるようにすると、効率のいい身体の使い方ができるのを、昔からわかっていたのでしょう。
親指側をよく使う現代生活。
小指を使える練習をして、体のバランスを整えましょう!

小指の鍛え方!!
・ボールペンを小指1本で持ちます
他の指が一緒に曲がらないように注意してください
ボールペンを引っ張って、抜けないように耐えます

・自分の小指同士を引っ掛けて握ります
引っ張り合いグッと力を入れるを30回

・鉄棒に小指・薬指・中指だけでぶらさがる

・つり革を小指だけで握る