慢性腰痛 脳が原因?

3か月以上腰痛が続く「慢性腰痛」について

慢性腰痛に悩む人は、1500万人もいると言われています。
今の医学では、なかなか原因がわかっていないことも多々あるようです。
レントゲンに写れば、ヘルニアだとか脊椎狭窄症だとか診断できていますが、写らないものは、異常はないですがねー。痛み止めの薬と湿布でもだしておきます。と言われることが多いとお客様から聞きます。

そこで、先日、テレビで慢性腰痛について放映していまして、ストレッチ整体湧泉と考えが共通する部分がありましたのでご紹介をします。

慢性腰痛には、「腰」が原因の場合と「脳」が原因の場合があります。
腰が原因の場合は、重いものを持ったり、悪い姿勢を続けて腰のどこか(背骨・椎間板・筋肉)に異常が起こります。背中の筋肉にも負担が掛かり血流不足を起こすとのことです。
→対策として、腰への負担を軽減させること。重い物の持ち方を工夫する。(荷物を体に近づける。膝と股関節を曲げ背中は丸めない。)長時間同じ姿勢をとらず合間に体操をする。ことがあげられていました。

脳が原因の場合。身体には痛みを事前に抑える仕組みが備わっています。ドーパミンやセロトニンというホルモンが出て、痛みを事前に抑えてくれるのですが、このホルモンが出にくくなり、腰痛が悪化します。ドーパミンやセロトニンのホルモンが出にくくなるのは、ストレスが原因だそうです。
「上司と折り合いが合わない」「家庭でもゆっくりできない」「子育てがうまくいかない」「腰が痛い」などもストレスです。
あと、痛みの悪循環と言いまして、
腰痛→不安・恐怖→安静にする→筋力が衰える→腰痛→不安・恐怖が増える→さらに動かなくなる→筋力もっと衰える→腰痛
という腰痛の負のスパイラルに陥ることになりがちです。
不安・恐怖というのは、「過去の腰痛のつらさへのトラウマ」「画像診断を過度に心配」「もうあんな痛みは味わいたくない」「ちょっと変形している・・もう治らないのでは・・」、腰痛になることでついつい悪い方向へ考えてしまうことです。それが、ストレスとなり、さらに痛みに過敏になっていくのです。
実際、ヘルニアの人でも痛くない人はいますし、骨が変形している人も多いです。それで、元気に暮らしていますので、必ずしも、ヘルニア・骨の変形=腰痛ではないということです。
しかし、どうしても、不安になるとこんなふうに・・
・この腰の状態で身体を活発に動かすにはかなりの慎重さが必要だ
・この腰痛は決してよくならない
・以前は楽しめたものが腰が気になり楽しめない
・心配事が増える
恐怖や不安を回避できる考えはないか?
対策として、「マインドフルネス」を紹介していました。
マインドフルネスとは心を今に!ということで、今に意識を集中させて、意識を未来の不安にもっていかないようにすることです。
例えば、目を閉じて、肩はリラックスし背筋伸ばし鼻から吸う。というふうに今の身体の状態に意識をさせる。あ~~~胃が振動するイメージで言う。お~~~~と肺が振動するイメージで。ん~~~と頭蓋骨が振動するイメージで言い、呼吸に集中させて不安を回避させる方法を紹介していました。
あと、セロトニンを分泌させるには、一定ノリズム運動、日光浴、卵・肉・魚・大豆・バナナ・ナッツを食べるといいそうです。

あとは、腰痛になったら安静にしなさい説。これは、ひと昔前の常識で、今の医学の常識は変わっています。(常識が変わるのも困ったものですが・・。まあ、それだけ、腰痛は科学で解明しにくいことが多いということです。)今の常識は、腰痛になったら、2~3日休んだら、積極的に動きましょう。安静は百害あって一利なし!ですって。安静しにして筋力衰えたら、腰回りの血流は落ちるし、腰をサポートする筋力も落ち余計に腰に負担が掛かるからです。(整体の世界では以前からその考えでやってました。ようやく西洋医学と考えが融合されつつある?かも)
なので、腫れ・炎症や内出血が収まったら、身体は動かしましょう!

以上がテレビの内容でしたが、腰痛は以上のことが全てではないですが、
お悩み解消の手助けの考えの一つになればと思います。