前に偏る傾向

 前屈みの姿勢・・・

 知らない間になっていることありますよね。

 

『人は放っておくと、前方に偏っていく傾向を持っている。』

 

 目や鼻・口などが前についているので、体は前に前に向かう

傾向があります。パソコンをしたり、ゲームに夢中になったり

すると、段々顔が前に突っ込んでいく姿勢になっている人は

多いのではないでしょうか。また、後ろに倒れて後頭部を打つ

と危険なので、上体が無意識に前に倒れるようにしてるとも・・。

 

 でも、健康にとっては、身体は前に偏らずに、背骨が真っすぐに

立つことが大事です。背骨から内臓や腕・脚など大事なところに

神経が繋がっていますし、背骨が歪むと血管を圧迫して、血圧・

内臓・脳への血流に影響し不調の原因にもなるからです。

 

 では、背骨を真っすぐにするには?

まずは、骨盤を立てること。

骨盤の中心にある仙骨の上に背骨を載せ、その上に頭蓋骨を載せる

ようにすると正しい負荷の掛からない姿勢ができます。

・座る時、お尻を一旦後ろに突き出し、太ももの裏から座面につけ

お尻の下の骨(坐骨)を座面につきさすように座ります。その上に

仙骨・背骨・頭蓋骨を載せていくイメージで、耳の上や頭頂部を

天井に引っ張られるイメージもつけると、肩や胸の力も抜けて

楽に座れると思います。

・正座から、膝下だけ地面につけたままで起き上がる

 ”膝立ち”

が、この仙骨の上に背骨を載せる感覚を磨くのには最適だと

思います。ぜひ参考までに実践してみてください。

 骨盤を立てて、背骨を真っすぐ上に!

前に向かう傾向を、偏らせすぎないようにしましょう!