なぜストレッチは必要か

病院に行っても、接骨院に行っても、健康番組を見ても、ストレッチはしてくださいね。
軽い運動をしてくださいね。と言われますよね。
なぜ、必要なのか?

「筋肉は一定期間動かさない状態(刺激をいれない状態)が続くと硬くなっていく性質がある」からです。
筋肉は動かさない、いわゆる同じ姿勢(固定された状態)が続くと、張力に応じて長さが変化します。
縮められた状態で固定されると、短くなります。
伸ばされた状態で固定されると、長くなります。
猫背の人は、背中の筋肉は伸ばされて長くなり、反対の胸やお腹の筋肉は縮んで短くなりまず。
短くなれば、当然伸ばされにくくなります。
また、「使われない筋肉は小さく萎縮する」という性質もあります。
小さく萎縮した筋肉=筋原線維の数が少なくなる=1つ1つの筋線維サイズが小さくなる
筋線維のサイズが小さくなると、筋線維の間に隙間ができます。
筋肉が小さくなり、それを包んでいる筋膜がたわむという状況です。
その隙間を埋める形で筋膜が入り込み、癒着し、筋膜が分厚くなります。(筋周膜や筋内膜といった筋膜が)
この筋膜の割合が増すことを、骨格筋の繊維化といいます。
繊維化がすすむと、弾力性がなく硬く硬くなっていきます。
体が横に曲がらない、捻じれない、前屈するとあ痛ったたたが当たり前になるのです。

同じ姿勢が続いている、同じ動きしかしない。使っていない筋肉が多い。
そんな人は、筋肉が萎縮し繊維化してますよ。
コリや痛み、冷えなどが常習化してきます。

対策は!
ストレッチと適度な運動です。
全身の筋肉を万遍なくストレッチを継続することで、伸ばす刺激を入れ、筋肉の長さが保たれ柔軟性が上がります。筋膜の癒着がとれます。
適度な運動をすることで、筋線維サイズが小さくならず、萎縮しない筋肉が保てます。特に、体幹、足の筋トレを。

今や肩こり腰痛、冷え対策だけでなく、認知症予防、高血圧対策、自律神経バランス、運動のパフォーマンス向上、ダイエット、内臓活性化など
様々なことに注目されているストレッチと筋トレ!
しっかり理解し、自分の生活にとりいれていきましょう。